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野菜やスパイス、果物、お酒まで何でも売っている道端市


道端で物を売って生計を立てる人たち
ジャマイカンフード

スイカやパイナップルを売るお兄ちゃん。
このスタイルこそジャマイカン!
太陽の国、ジャマイカではやはり果物がおいしい。南国特有のバナナ、マンゴ、パパイヤなどは中流家庭以上の家ではどこでも庭に木が植えてあって、食べ放題!

甘くて美味しい!ジャマイカでは貧乏でもアフリカみたいに餓死することはないなってつくづく思う。だって野生の果物の実もいっぱいあるし、その辺の家の庭からはみ出た果物が落ちてるのもよく見かける。まさに天からの贈り物。



どこにでもなっているグアパの実
(私は初めて見ました)

たわわになっているマンゴの実!
ジャマイカ人はこれで餓死することはない

表現できないおいしさのサワーソープ

学校の横にアーモンドの木

ココナッツ
道端でココナッツ、やしの実を人力の荷引きに車に山盛りいっぱい乗せて売っているのをよく見かける。なたでパーンと勢いよくカットしてフレッシュな天然ココナッツ・ジュースを飲ませてくれる。飲みおわると今度はまた、パーンと半分に割って、トローンとした真っ白なココナッツの果肉を食べることができる。これがまた最高!


(写真右)乾燥ココナッツ。
写真左)ヤシの実をその場でカットしてストローさして飲ませてくれる正真正銘のココナッツジュース!あっさりした甘味が暑さを吹きとばす


バナナ
ジャマイカの輸出高の大きな割合をしめているバナーナ!これがまた、日本のとは違う!つよ〜い太陽の光によって凝縮された濃い甘味。




パンの実
英語でもブレッドフルーツ。その名のごとく、焼いたパンを食べているような触感と味。パンといもをあわせたような感じかな。こういうのが庭にあったら、お金がなくても生きられると思ってしまう。

このまま焼いて果肉を食べると本当にパンのようなホクホクのおいしさ。



アキー
ジャマイカの名物、アキー&ソルトフィッシュという料理に使われる、アキーという木の実を熟すと目玉のような黒い種が現れて、道端で山盛りになって売られているときは、おサルのぬいぐるみかと思ってしまった。
「熟す前に食べると、その毒によって死ぬ」と現地の人から聞いたときには、その昔、アダムとエバが「取って食べたら死ぬ」と言われたあのエデンの園の「善悪知るの実」を思い浮かべてしまった。
さて、白い実の部分を取って炒めると黄色く、見た目は玉子を炒めたような感じ。何かとりこになる味です。やっぱりソルトフィッシュ(塩だら)と一緒に炒めて食べるのが一番おいしい。日本では缶詰が手に入るらしい。


熟れて自然に割れ落ちたものしか食べることができず、黒い種を取った部分だけが食用です。



ライス&ピース
ジャマイカでアキー&ソルトフィッシュと同じくらい、定番となっているのがこのライス&ピース。簡単にいうと豆ごはんを炊き込んだ赤飯ですが、ココナッツ・ミルクとタイム、にんにく、ネギ、オール・スパイスなどのいろんなスパイスが混じり合ってなんともいえない、これがジャマイカテイストなのです。

缶詰のココナッツ・ミルクでも作ることができますが、ジャマイカでは、乾燥したココナッツの実を半分に割って、実の内側のついている白い乾燥した果肉を取り、おろし器で削って使います。おろしたものを布につつんでギューっと絞ると天然のココナッツ・ミルクが出てくるのです。この作業が結構手間がかかるのですが、でもまさにこれが南国。カリブの料理なんですよね。

豆はキドニー・ビーンズという豆で日本でも輸入品を扱っているお店には売っています。豆とココナッツ・ミルクが混じりあうと、タンパク質の栄養価が相乗効果によって高まるのだそうです。カリブの他の国でもよく食べられるようで、肉類があまり手に入らなかった昔の人達が考えた、まさに生活の知恵の一品なんでしょうね。
どんなジャマイカのおかずにもぴったり合うこのライス&ピースを、是非ご賞味あれ!



ブルーマウンテン・コーヒー

何と言ってもジャマイカの名物といえば、これ!ブルーマウンテン・コーヒー。ジャマイカの中央部にそびえる標高2256mのブルーマウンテン。日本のUCCも農園を持っている。そこで取れたコーヒー豆が最高級品。日本でもかなりお高い。
お土産にはやっぱりこれが一番かな。

UCCのブルーマウンテンコーヒー農園 コーヒーの実 コーヒーの花(白の小さな花)



ジャーク・チキン

でました!ジャマイカ通の我々にとってはなくはならないこのジャーク・チキン!
独特のジャーク・スパイスとドラム缶で作ったグリルで炭火焼きというのが旨さの秘訣。キングストンからオーチョ・リオスに行くまでの道にジャマイカ料理の屋台がずら〜っと並んでいる所がある。

一番おいしかったのはキングストンのレッド・ヒルズに夕方になるとたくさん出現するドラム缶グリル。大きなおなべ。あそこのジャーク・チキン、フィッシュ・ティー(ティーと言ってもお茶でなく魚のスープ)JS$120くらいで、日本円にすると\300〜¥400くらいだから、決して安くはないけれど、でもジャマイカに行ったら必ず食べてほしい一品です。

ジャマイカ料理の屋台。キングストンからオーチョリオスに行く途中にある。 ドラム缶のグリルで焼くのがおいしいのだ。









パティ

これもジャマイカではよ〜く食べるもの。ミート・パイって感じのもの。ビーフからチキンから野菜入りまでいろんなパティがある。「テースティー」っていうファースト・フードのチェーン店に行けばすぐ食べれる。お昼どきは行列ができることもあるけど。
他にもいろんなところで売っているが、一枚\50くらいからあって、とってもお手頃。

ジャマイカイカ料理にはかかせない ものたち 


エスカリオン(葱のようなもの) タイム、ホットペッパー(ピーマンのように赤、緑、黄色の三色)、その他いろんなスパイスがあります。
これらを入れるとジャマイカの味になります。 日本でいうところのかつおこんぶですね。
そしてグリーンバナナ、ライスよりよく食べます 


タイム

時間のことではありません。ハーブのタイムです。これがなくてはジャマイカ料理はつくれないという程、にんにくとともによく使われるのがこのタイム。ジャーク・チキンにもパティにもシチューにも全て、タイムを使います。日本ではビンに入った、粉状のタイムも見かけるが、やっぱり茎についたままの葉を使わないとあの味は出ない。ジャマイカでは市場に行けば、どこにでも安く売っている。日本でも春に種を蒔けば簡単に育てられる。カレーやシシューの具を煮るとき、ちょっとちぎって入れるれば肉の臭みとりになっていい香が・・・



ジャマイカン・ペッパー

胡椒のペッパーじゃなくて、ピーマンの小さくしたような形の、赤や黄色の野菜(?)のペッパー。
これが最高に辛い。唐辛子の西洋版とでもいうんでしょうか?料理中ちょっと汁がついた手先にだけで、目でもこすってしまおうものなら目から火を噴くからご注意。
でもこのペッパーの辛さがこくを出し、いい味になるんです。日本じゃ売っているのを見たことないけど、輸入品がおいてあるスーパーならあるのかな。タバスコのような液状のビンにつめたものだったら日本でも買うことができる。




 Wincarnis
以下は、バミューダで暮らすリエコさんのレポートです。こちらもご覧くださいネ

「ジャマイカ産ワインを飲みながら」
最近私たちは島内で引越した。その週末にジャマイカ出身の友人が、新しい家を見に立ち寄った。丁度、家の近くにある酒屋でしか買えないというジャマイカ産ワインを1ダース買ったとかで、「飲む?」といながら一本開けてけてくれた。ジャマイカ産のワインがあるなんて知らなかった。

”Wincarnis”というそのワインは、アルコール度17.9%と、普通のワインより高め。味は甘くてデザートワインのよう。先日1人でワイン一本開けて反省したばかりだった私は、こんなもん昼間から飲んでたらえらいことになると思い、一杯だけをちびちびと飲むことにした。

久々に青空が広がった週末だったので、窓際で飲むワインになんだかリラックスしてしまった。何本も買ってたから「毎晩飲んでるの?」と聞いてみた。何でもアメリカで暮らすお父さんに送るのだとか。あちらではなかなか入手できないらしい。

のんびりと家族のことなど話すうちに、バミューダの話にもなった。30代後半の彼は奥さんがバミューダ人で、もう何年もここで暮らしている。私なんか、それまでなんとなくカリブでの暮らしもバミューダでの暮らしも、のんびりして似たようなもんなのかなと思ってた(バミューダはカリブ海域ではない)。でも彼の話を聞くと全然違う。

「気が付いてた?バミューダの人って何でもバミューダが一番と思ってるところがあるんだよ」。すぐには意味するところが分からなかった「みんな仕事があり、家がある。バスに乗って仕事に行く。僕の国では、仕事場に行くために毎日何キロも歩いている人たちがいる。生きていくのはもっと大変」。陽気とワインでへろっとなってた私は、急に現実に戻された気分になってしまった。

ジャマイカの面積はバミューダの約13倍で、貧しい人達の数もバミューダとは比べ物にならないほど多い。バミューダにもホームレスらしき人や、ドラッグ売買に関する事件はあるようだが、何キロも歩いて仕事に行くという人はまずいないだろう。カリブの島々とバミューダを旅した知人は「バミューダが一番品がある」と言ってた。

私は当たり前のように物があふれた国から来たためか、ただぼーっとしてるからか、テレビで他国の貧しい状況を見ててもあまりピンときてないのかもしれない。海外に出てから、友人の体験などを聞いて、こんな風に思いがけず頭をノックされることが多くなったように思う。

バミューダの人達についても、彼に言われるまで何でも一番と思ってるところがあるなんて思ったことがなかった。言われてみるとそうかもしれないなぁと思った。もちろん、これは個人の意見なので、いろんな感情がそう思わせてるのかもしれない。でもなんだかこの島で2年も暮らして、ホームページで島のこと紹介しましょうなんて言ってるくせに、私が見てるものって旅行者と大差ないのかなぁと思ってしまった。

こんな風に現地に溶け込んだ人と話したりするのってとても楽しい。もっともっと現地に溶け込んでみたいと思う。

彼のお父さんはいつも「人生楽しまなくっちゃ!」といってた人らしい。もちろん会ったことないけれど、彼のお父さんがレゲイの音楽でも聞きながら楽しそうにワインを飲んでる姿が思い浮かんだ。



ビール
  レッドストライプ
ラガー系のビールだが、アルコール度数は軽めでフルーティーな味わい。現地で飲むそれは格別。夏の日本では、のど越し痛快な、飲み応えのあるビールを欲するものだが、ジャマイカではその反対。ジャマイカの気候に異常なまでマッチした、ジャマイカの雰囲気たっぷりのビール。スーパーで買うと100円前後。散歩がてら、海辺でたしなみたい人は、ポケットに栓抜きをしのばせておくのがよいでしょう。

パッケージはこげ茶色のどすんとした瓶。そしてそれを包むデザインは、白の背景に赤の線(レッドストライプ)が斜めに入っているとう、いたってシンプルなもの。しかし、このデザインがジャマイカでは妙にウケており、まちのいたるところで、その看板やらポスターなどを目にすることができる。ジャマイカの雰囲気を盛り上げる独特のアイテムの一つになっているのだ。
レッドストライプのパッケージデザインを描いたトラックなども見かけるが、これが結構サマになっていてカッコイイ。もちろんラッピング広告などではない。日本では考えられないですな。


→(写真右)ジャマイカの警察官の制服のズボンのサイドには赤い線(レッドストライプ)がある。にはお酒を飲むときは「レッドストライプに気をつけろ」というのが、このビールの名前がつけられたそもそもの由来だとかなんとか。。。お酒はおいしく楽しく飲みましょう。
←ネグリルの渋〜い店でレッド・ストライプを売るおっちゃん。



ラム酒


ラムは、さとうきびの産地である西インド諸島で生まれた蒸留酒。私たちがよく知っているジャマイカ産のラムといえば「マイヤーズ」でしょうか。ヘビーラムという種類で、ラムの中では最も濃厚な香りと色をしている。現地では「アップルトン」がポピュラーで、その看板やポスターが目につきます。
さとうきびからお酒をつくり始めたのは、スペイン領の時代。そして17世紀、西インド諸島に移住してきたイギリス人がそれを使って蒸留酒をつくったのがそもそもの起源らしい。
ラムという、強い酒を飲んだ先住民たちは、酔って興奮、騒動(“rumbullion”)状態になり、その語源が残ってラムという名前がついた。
ラムは、コーヒーに続いてジャマイカの主要な日本への輸出品になっている。3位はTシャツらしい。




ジンベリン
ジャマイカというか、カリブ海諸国に中国人が持ち込んだ果物かもしれないのですが、ジンベリンとか、スターフルーツと言われる果物があります。味はちょっと酸っぱいけど、あっさりした味です。切り口が本当に星の形になります。





スターアップル
見た目は砲丸投げの玉のような感じ。中はジューシーでとろりとした果肉がたまらなく甘くおいしい。切り口が星の形なので、スターアップル。3月後半は、このスターアップル、ジャマイカンアップル、マンゴ、アキーが旬です。



ジャマイカの紅茶
ジャマイカといえばブルーマウンテンコーヒーですが、ジャマイカで買うコーヒーはそれほどおいしくないし、高い!それより意外とおいしいのが紅茶!イギリス連邦国だけあって種類も豊富だし安い。人気のRED ROSEは20パック入っていて25ジャマイカドルくらい。今、US$1が48から49ジャマイカ$(2003年)くらいだから本当に安い。でもブラウンシュガーとミルクを入れて飲むと最高の味!と私は今、凝ってます。(平松)



ジャマイカの濃厚ラム・チョコレート
スタッフのおみやげ、ジャマイカン・ラムチョコレートは濃厚なラム酒味。これは、ブルーマウンテン・コーヒーと一緒に飲みたいよね! 
口の中にパーっと広がるラムの味がなんとも言えません! 
ジャマイカのおいしいものの一つに入れなくっちゃね。ジャマイカの空港では、ジャマイカのラム酒をおみやげにしてる人もよく見かけます。 
このチョコのパッケージがまたかわいいよね。ジャマイカン・チェックで縁取ってあるところが最高です!   

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